アパレル店員の洋服代は1ヶ月5万円~0円位です【会社や雇用・経費などで変わります】

2023年10月19日

洋服代 アイキャッチ画像
販売員
販売員
やばっ!先月社販で服買い過ぎて給料これしかない…
販売員
販売員
店長~服買い過ぎました~!お昼奢って下さい~!
お…おう…私をドラえもん扱いするな…
店長
店長
販売員
販売員
ところで他のアパレル企業の店員さんって、洋服代で毎月いくら位かかっているんですか?
んん~、月に5万位の人もいれば0円って人もいるな
店長
店長
販売員
販売員
5万!?0円!?その差はなんで!?

 

アパレル店員で働いていると、毎月の洋服代は給料に大きな痛手となります。
社販によって安く購入できますが、割引率や1着(1足)の単価によって差は極端に違ってくるのです。

もちろんこれらの違いは毎月の給料で大きく変化するので、アパレル店員の生活において重要な項目と言えます。

ではどんな会社が毎月5万円位発生して、どういった会社が0円で大丈夫なのか、解説していきますね。

※本ページは一部プロモーションを含みます。掲載内容は予告なく変更される場合があります。

各アパレルメーカー・ブランドにおける社販の割引率について

洋服代 その1

会社によりけりの社販の割引率。
多分皆様が一番に知りたいのは「どのアパレルメーカーがどの程度の割引率なのか」ということでしょうか。

あちこちのアパレルブランドで働いた筆者が大まかなデーターを以下に表しましたので、参考にして下さい。

大手アパレルメーカー(ワールド・三陽商会・オンワード樫山など):5割~7割
有名セレクトショップ(ビームス・ユナイテッドアローズ・シップスなど):3割~6割
中堅アパレルメーカー(イトキン・東京スタイル・レナウン・ファイブフォックスなど):3割~6割
老舗婦人靴(銀座かねまつ・ダイアナ・卑弥呼など):3割目安
ラグジュアリーブランド(プラダ・グッチ・ルイヴィトンなど):3割~5割(制服貸与なので購入する必要なし)
ジュエリー・アクセサリーブランド:3割~5割(私服、制服、スーツ勤務なので購入する必要なし)
ファストファッション(ユニクロ・H&M・フォーエバー21など):3割目安

 

※若干の割引率に誤差はあります

大まかな割引率ですが、3割~7割を目安に考えて頂けたら思います。

販売員
販売員
え?幅広過ぎじゃない!?

 

そうなんです、むちゃくちゃ広いんです。

アパレルメーカーとブランドによってこれだけの差が生まれてしまうんです。
割引率が低ければ必然的に衣料品は高くなるのでご注意を。

特に3割~辺りの

・有名セレクトショップ
・中堅アパレルメーカー
・老舗婦人靴
・ファストファッション

 

は、メーカーやブランドによっては毎月の給料がかなり吹っ飛ぶ可能性があるので気をつけて下さい。

社割について詳しい情報はコチラ↓

高価格帯のブランドは必然的に1ヶ月の洋服代が高くなる

洋服代 その2

平均単価(価格帯の目安)が

・ボトムス:15,000円
・トップス:10,000円
・ワンピースで30,000円

 

位のブランドがあったとします。
これが仮に社販で5割引きだとすると、

・ボトムス:15,000円 → 7,500円
・トップス:10,000円 → 5,000円
・ワンピースで30,000円 → 15,000円

 

上記のアイテムを毎月1着ずつ購入したいとなると、合計で27,500円が洋服代で消える計算となります。
これが3割引きであれば、

・ボトムス:15,000円 → 10,500円
・トップス:10,000円 → 7,000円
・ワンピースで30,000円 → 21,000円

 

で、トータル38,500円となるのです。

・もっと価格帯の高いブランド
・割引率が低いブランド・メーカー
・毎月購入する服の点数が多い

 

の場合は、さらに金額が跳ね上がり、月に5万位消える事はザラにあります。
記事タイトルで5万円位と書いたのには、こういった理由があるからです。

もしこれが月に手取りで17万円程だとしたら、5万円は洋服代に消えて結果12万円しか残らない計算となります。

生活の事を考えるのであれば、社販の割引率はどの程度発生するのか、入社前に事前に調査しておくのがベストでしょう。
そこのブランドの服が好きな人であれば、全くもって関係の無い話ですが。

正社員やアルバイト・派遣社員でアパレル店員の洋服代は異なります

洋服代 その3

正規雇用者(正社員)と非正規雇用(アルバイト・派遣社員など)では、洋服代が異なります。

正社員の場合は

・社販の割引率が非正規雇用よりも高い事が多い
・基本的に靴以外は全身自社ブランドを着用

 

となります。
逆に非正規雇用(アルバイト・派遣社員など)では

・社販の割引率が正社員より低い可能性がある(場合によっては社販が無いケースもある)
・トップス・上だけ自社ブランドの服を着ていれば問題無いケースがある(派遣社員はテイストに合った服装であれば問題無いケースがほとんど)

 

となっています。
雇用形態によって洋服代が異なるというのは、こういったルールがある為です。

どちらが得か損かに関しては会社によりけりなので一概に言えませんが、正社員・アルバイト・派遣社員によって

・社販の割引率
・ブランドの洋服を着るor着なくても良い

 

が異なるケースがあるという事を覚えておくようにしましょう。

私服勤務ならそのお店の服を購入する必要はありません

洋服代 その4

私服勤務であれば、そのお店の服を購入する必要は一切ありません。
そうなれば、シーズンや新規商品が入荷する毎に洋服を購入しなくて良いので、その分だけ洋服代は浮きます。

具体的には

・雑貨、アクセサリーブランド
・若年層向けのシューズブランド
・紳士靴、婦人靴
・ベビーや子ども服売
・性別が異なるアパレルブランド(女性店員がメンズブランドで勤務、男性であればレディースブランドで勤務)
・派遣社員(会社によって社販購入する必要があるが、稀です)

 

となっています。
ただし、

・そのブランドに合わせた服装にしなければならない
・自前で私服を購入するので、どちらにせよ洋服代は発生する

 

といった項目があるので、予めご了承下さい。
低価格帯のブランドで社販の割引率が高ければ、下手に私服を購入するよりも安くなるケースもあります。

とは言え経験上、私服勤務は低価格向けのカジュアルブランドよりも安く抑えられますよ。

テイストに合っていればアウトレットやセール品の服を着てもOKですし。
ブランドだってごっちゃ混ぜでOKですし。

ただし、婦人靴ブランドはシーズン毎に靴を購入しなければならないので注意して下さい。
テイストに合った私服+婦人靴となると、結構出費がかさみます。



制服・ユニフォーム貸与なら究極的には0円で済みます

洋服代 その5

制服・ユニフォーム貸与であれば、究極的には0円で済みます。
極端な話スウェット上下で出社してもロッカーで着替えればOKなので(バレたら100%注意されますが)。

制服・ユニフォーム貸与があるアパレルメーカーは主に

・外資系ブランド
・ラグジュアリーブランド
・モード系・高価格帯のブランド(制服ではなく自社商品の洋服を貸し出すケースもあります)
・アクセサリー・ジュエリーショップ
・化粧品メーカー(アパレルとは全く関係ありませんが)

 

が、該当します。
私服を購入したくないのであれば、極力制服・ユニフォームを貸し出してくれるアパレルメーカーを選ぶのがおすすめです。

デメリットを挙げるとするのであれば

・メーカーによっては、退職時にクリーニング代が発生する場合がある
・制服着用している分だけ、私服がダサくなるケースもある

 

といった事くらいですかね。
まぁ大したデメリットにはなりませんが。

こちらも併せて閲覧してみて下さい。

会社や役職によっては制服手当て・経費が出るところも

一部のアパレルメーカーやある一定の役職が付いている人であれば、制服手当てというものが支給される事もあります。

ただ、この手当は

・大半のアパレルメーカーには存在しない
・手当があっても3,000円~5,000円位

 

なので、深く期待しない方が良いです。
業績を上げている大手アパレルメーカーでさえ出ないケースが殆どなので。

普通のOLやサラリーマンも洋服代は毎月発生しています

洋服代 その6

こうして見ると、

販売員
販売員
制服貸与以外のところは洋服代発生してるじゃない!
そりゃアパレル店員は安月給ですよねーだ!

 

と思われますが、アパレル店員以外の普通のOLやサラリーマンも洋服代は毎月発生しています。

それこそお仕事向けのビジネス・オフィスカジュアルやパンプス、バッグなど。
男性であればスーツ、シャツ、ネクタイ、革靴、ビジネスバッグなど。

毎月では無くとも、スーツや靴がダメになった、ファッションに飽きたら購入しますよね。
どんな業種でも働いていれば、大なり小なり都度洋服代というのは発生しているのです(制服があるところは別)。

そういうことを考えたら、

販売員
販売員
社販で購入した服が給料から天引きされるとか嫌だわ!

 

なんて思わなくなりますよ。
ましてや好きなブランドであれば、安く購入できるといったメリットが付いてきます。

アパレル店員の多くは

・ファッションが好き
・そこのブランドが好き(社販で安く買えるとか嬉しい)

 

という人たちが多いので、そこまで痛手に思う事の方が少ないです。
社販で給料天引きされたからって、悲観的にならないようにして下さい。

まぁ、アパレル店員なりたての頃は「え?何これ!?天引き!?」と筆者は思いましたが。

まとめ

改めてアパレル店員の月の洋服代が5万円~0円の違いは

・社販の割引率と単価がどれだけ高いか
・私服勤務or制服貸与か

 

によって異なることを覚えて下さい。
そして、社販の割引率は3割~7割だということも覚えて頂けたら幸いです。

生活していく上で重要な項目ではあるので、

販売員
販売員
洋服代をかけたくない!!

 

と思うのであれば、私服or制服勤務or低価格向けアパレルブランドを。

販売員
販売員
好きなブランドで働きたい!
好きなブランドの洋服を着ながら働きたい!!

 

というのであれば、自分自身の好みのブランドをセレクトするのが良いでしょう。

販売員
販売員
制服・私服勤務か、ブランド洋服着用勤務かでこんなにも違ったんですね…
まぁ、こればっかりは各アパレルブランドやメーカーによって異なるからな
店長
店長
とは言え、一番大事なのは好きなブランドで働くってことだから、そんなに深く考える必要は無いって
店長
店長
販売員
販売員
ところで店長は月にいくら洋服代使っているんですか?
私か?私は月1~2万位かな?
店長
店長
販売員
販売員
ええ~!私より安い!何で~!?
少し服買い過ぎなんだよ!
もうちょっとうまくやりくりしろって!
店長
店長