アパレル店員の社割は30%~70%です【一覧も含めて解説】
アパレル店員として働いたら気になる社割(社員割引)。
タイトルにも記載がありますが、社割は30%~70%と幅が広いです。
ではなぜ社割は30%~70%なのか。
どういった企業やブランドが社割の割引率が高いのか。
割引の一覧や社割以外の従業員割引についても含めて、具体的に解説しますね。
社員割引が30%~70%な理由について
そもそも社員割引が30%~70%と幅が広い理由ですが、
・商品単価の度合い
です。
これら2点を深堀りしていきます
原価率の度合い
原価率とは、売り上げに対する原価の比率です。
例えば、1,000円で仕入れたカットソー(Tシャツ)を1,500円で売ったとしたら
という計算になります。
ざっくり言うと、この原価率が
・低ければ低い程、数が少なくても利益が出る
ようになります。
この原価率が高いブランドというのは、
↓
赤字になる可能性が高いので、会社側としては困る
↓
社割を低くする
という傾向があります。
その為、
原価率の低いブランドや企業:社割が高い
傾向が強いです。
商品単価の度合い
例えば、ワンピースの1着の単価が平均5万円だったとします。
5万円で社販が3割引だったとしたら、
と、生活をしていくのに支障をきたすレベルになります。
そうなると、
↓
生活していけないから辞める
という流れになるのです。
逆に、ワンピースの1着の単価が4,000円だったとしたら
と、そこまで支障をきたすレベルとは言えなくなりますね。
つまり
商品単価の低いところ:社割が低い傾向がある
のです。
社割が高いところや低いところの傾向について
傾向としては、
単価の高いところ:社割が高い
と認識して頂ければと。
それこそ、
百貨店やセレクトショップ系のブランド:社販が高い(50%~70%割引きくらい)
といった形ですね。
一般的に
単価の高いブランド:原価率が低い傾向が多いので、社販で割引しても稼げる
傾向が高いです。
あくまで傾向なので
・単価が高いのに社販が低い
といったブランドや企業は、多少存在します。
もし社割が気になるようでしたら、働く前に事前に聞いておくようにしましょう。
なお、
・一着の単価が非常に高いブランド
などは、制服や服の貸し出しがありますよ。
まぁ一着10万以上もするようなブランドで勤めていて、いくら割引率が高かったとしても
なんて言われたら、生活していけないですからね。
詳しい情報はコチラ↓
社割の一覧について
あちこちのブランドで働いた・聞いた筆者が、大まかなデータを以下に示しました。
目安として参考にしてみて下さい。
有名セレクトショップ(ビームス・ユナイテッドアローズ・シップスなど):3割~6割
中堅アパレルメーカー(イトキン・東京スタイル・レナウン・ファイブフォックスなど):3割~6割
老舗婦人靴(銀座かねまつ・ダイアナ・卑弥呼など):3割目安
ラグジュアリーブランド(プラダ・グッチ・ルイヴィトンなど):3割~5割(制服貸与なので購入する必要なし)
ジュエリー・アクセサリーブランド:3割~5割(私服、制服、スーツ勤務なので購入する必要なし)
ファストファッション(ユニクロ・H&M・フォーエバー21など):3割目安
なお、会社によっては社販が8割以上のところもあれば、2割以下のところも存在します。
…が、そういった企業やブランドはごく一部の話です。
基本は30%~70%という範囲を理解しておきましょう。
基本的にセール品は対象外です
「実際にお店の服を着て宣伝する」意味を含んでいる社販なので、定価のプロパー品のみが対象です。
セール品は社販対象外のケースが非常に多いので、予めご了承ください。
会社によって友達や家族にも社割が適用されます
一部の会社は、友達や家族にも社割が適用されることがあります。
じゃなくてです。
ただし、実際に受けている社販よりも割引率が下がる傾向が高いので、過度な期待は禁物ですよ。
例えば、普段社販で5割引きで購入していたとするならば、友達や家族などの社割の場合は3割引位になるでしょう。
会社によっては、社割のまま友達や家族相手にも割引が適応される場合もありますが、数は多くありません。
バイトやパートも基本的には社員と同じ社割です
基本的には、雇用形態や役職問わず一律です。
あくまで「基本的には」なので、一部企業やブランドによっては正社員と比べて割引率が下がる可能性が出てきます。
それこそ社販で6割引購入ができるところ、バイトやパートの場合は3割引だけという場合もあるのです。
派遣社員は下がるケースが高い
派遣の場合は、正社員やバイト・パートと同じ割引率のところは低いです。
大体は、通常の割引率の半分くらいが多いですね。
社割が5割引の場合、派遣社員の社割は2~3割引
社割が3割引の場合、派遣社員の社割は1.5割引
といったパターンになります。
ただし、派遣社員の場合は、実際に働くブランドの服を購入して着なければいけないというケースは少ないです。
多くは、テイストに合う服装でOKのところが多いですよ。
と落ち込む心配はありません。
自店の社割以外の従業員割引も
基本的に社割は、今働いている店舗のブランドの服のみが適応されます。
しかし、会社やテナント次第では、自店以外の他ブランドの割引もできる場合があるのです。
例えば、
・会社とは全く関係の無いアパレルブランドの割引(ただし、テナント内に限る)
・ファッションビルや百貨店(ルミネ・丸井・伊勢丹など)で働いている別店舗の割引
など。
目安としては
テナントや百貨店内の従業員割引:10%~20%
別店舗のテナントや百貨店の従業員割引:5%~20%
くらいです。
上記の内容は、企業やテナントによってどこまで可能なのかは異なりますが、こういった恩恵が受けられるのは魅力的ですね。
それこそ
・雑貨や小物なども安く買える
・セール品からさらに安く買える
といった事も可能ですし。
ただし、同じ会社の別ブランドの従業員割引の場合、セール品は対象外のケースが多いのでご注意を。
まとめ
改めてアパレル店員の社割は30%~70%の理由として、
・商品単価の度合い
です。
基本的に単価の安いところは社割が低く、高いところは社割が高い傾向があります。
もしアパレル店員として働くのであれば、どの程度社割ができるのか知るのも重要なポイントと言えるでしょう。
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