アパレルでの万引き対策として、店頭周辺に従業員を配置すること
それだけで万引き対策になるし
アパレルの店舗で働いていると、たまに発生する万引き。
店舗やブランドによって発生頻度は異なりますが、できれば避けたい項目です。
そんなアパレル店舗での万引き対策として、店頭周辺に従業員を配置するのがベストですよ。
ではなぜ店頭周辺に従業員を配置すると良いのか?
具体的に解説しますね。
万引きされやすい店舗について
本題から一旦それます。
万引きされやすい店舗についてですが、
・死角が多い
・来店客数が多い
・従業員の数が少ない
・坪面積が広い
・服が散らかしっぱなし
が挙げられます。
これらの理由として
・バレたとしても、罰が軽そう
・単純に盗みやすい
からです。
特に最初の2つは
だからこその理由になります。
「単純に盗みやすい」というのは、万引きされやすい店舗で解説した、残り5つの項目に当たります。
低単価のブランドを高級ブランド化にして万引き対策を測るのは不可能なので、万引きされにくい環境作りを徹底しましょう。
低価格なカジュアル向けブランドより万引きされにくいです。
商品単価が上がれば上がる程に、基本的には万引きされにくくなります。
極端な例ですが、
・安さ重視のカジュアルブランド(ジー〇ーやし〇むらなど)
だと、どちらが心理的に万引きしやすい・してもいいかなと思うか。
圧倒的に後者の
になります。
もちろん
・従業員の人数の
・死角の少なさ
という面でも万引きしにくいですが、「高いもの」というだけでしにくくなるのです。
理由として、
・バレた時の罪が重そう
という心理的な面が働くから。
中には高級ブランド品重視で万引きする人はいますが、上記2点の理由により、全体的には少なめになります。
万引き対策として、店頭周辺に従業員を配置すること
本題に入ります。
見出しとタイトルの記載通りですが、店頭周辺に従業員を配置するようにして下さい。
理由として、
・どんな人が入店したか把握でき、そのお客様を観察することができるから
です。
要するに、「しっかりと見ている」ということを意識させられるかどうかになります。
以下の画像のような、従業員が一人でも店頭近くにいることが大事になります。
多くの店舗では、一人は店頭近くに従業員を配置していることでしょう。
注目すべきは
という項目。
販売員は基本的に入店したお客様に「いらっしゃいませ」の挨拶をします。
普通のお客様であれば、その挨拶に対して何の違和感もありません。
…が、万引き目当てのお客様は
のは避けたいのです。
当たり前ですが、万引きする側はバレたくないから。
もしそう感じられる行為があったら、万引き側としては、とりあえず入ってとりあえず何もしないで出ていきます。
店頭近くでアパレル店員がいただけで、万引きする側としては委縮しますよ。
特に、店頭に近ければ近い程に委縮しやすくなるのです。
理由として、
です。
まぁ本来は、アパレル店員たるものちゃんと挨拶しなきゃいけないんですけどね。
お客様が一人以上店舗にいる場合:店頭含め、極力周囲を見渡せる場所にいる
ようにして下さい。
一人で売り場に立つというのは、会社側もある程度は万引きしても良いというのを容認しているはずです。
そこまで神経質になる必要はありませんよ。
万引きしている雰囲気があった場合、すぐに警備の人を呼ぶこと
もし売り場で万引きししている雰囲気があった場合、
などと言わずに、警備の人を呼びましょう。
自分で捕まえようとしないで下さい。
ダメです。
理由として、
・心身共に危険な目に遇う可能性があるから
です。
普通にアパレル店員や小売業の店舗として働いていれば、「犯罪等が発生した(している可能性がある)場合に警備を呼ぶ」のは、マニュアル等で記載があります。
自分で解決しないで下さい。
仮に万引きしていたとしたら、指くわえて見てろって言いたいの?
どうしてもの場合は
・報告が間に合いそうもない場合は、お客様としてファーストアプローチをかけてみる
を試みて下さい。
それでも少々危険なので、すぐさま警備を呼ぶのが無難ですが。
万引きは現行犯逮捕でないと捕まえられません
基本的に万引きは現行犯逮捕でないと、万引きしている人を捕まえることができません。
理由として
です。
その為、
という事ができないのです。
防犯カメラにしっかりと写っていれば可能ですが、大半は識別しにくい場合が多いですね。
逮捕の種類には、
・一定の犯罪を犯したと疑うに足りる、充分な理由のある者を逮捕後に令状を請求することを条件に逮捕する「緊急逮捕」「現行犯逮捕」
があります。
この中の
・緊急逮捕
は、察官、検察事務官、司法警察職員でなければ行えません。
…が、「現行犯逮捕」は刑事訴訟法第213条に
と定めているのです。
つまり、一般人でも誰でも逮捕することができちゃいますよ。
から、警察などを呼ばずに捕まえることができるのです。
まぁ実際に目の前で犯罪行為があったのに、
いま目の前で堂々と万引きしています!あ、ダッシュで逃げました!!
なんて言っている場合は無いですよね。
とは言え先程も申し上げた通りに、販売員が捕まえるのは
・ケガを負う危険性があるから
ので、警備を呼ぶようにして下さい。
基本的には万引きゼロにすることはできません
大前提の話ですが、万引きをゼロにすることはできません。
・死角が少ない
・来店客数が少ない
・従業員の数が多い
・坪面積が小さい
・綺麗なディスプレイ
であっても、万引きは発生します。
これらの項目は万引き発生率を下げる要因のひとつであって、ゼロにする要因ではありません。
そして、どんなショップであれ、上記に合致しない事の方が殆どです。
「神経質になりすぎず、なるべく万引き発生させないように努力しよう」ということを意識して行動しましょう。
とあるアパレル会社では、店舗在庫の数%は万引きにあっても仕方ないと目を瞑っているとこともある位ですからね。
まとめ
改めて、万引き対策として店頭周辺に従業員を配置するのが良い理由として
・どんな人が入店したか把握でき、そのお客様を観察することができるから
です。
万引きが発生した分だけ損失が発生するので、極力万引きを無くすように努めるようにしましょう。