アパレル接客販売のレジ対応の基本的な流れ・やり方・用語について【その他接客業も可】
あれ?改めて説明するとどういう流れでやってたっけ?
アパレル店員の接客販売での基本的なレジ対応の流れは、各アパレルブランドや店舗によって異なります。
とは言え、一連の動作や接客用語・共通のレジ対応の流れは決まっています。
もちろんアパレル店員でなくても、多くの接客業は一連の動作や接客用語・レジ対応は大体同じです。
初めましての方は複雑そうに見えますが、流れに沿って行えば簡単にできますよ。
特にコンビニやスーパーなどでレジの経験がある方なら、割と楽に覚えられるでしょう。
ではアパレルでのレジ対応とはどういった方法で行えば良いのか、具体的に解説していきますね。
※アパレル以外の接客業でも通用するので、接客業に携わっている方は目を通してみて下さい
レジ対応の基本的な流れ・やり方・用語について
レジ対応の基本的な流れ・やり方としては
・バーコードスキャン
・合計金額を提示
・支払い方法を選択(現金・クレジット・交通系IC・商品券・金券など)
・包装
・商品のお渡し
・お見送り
となっています。
これら一連の流れについて、レジの接客用語含めてさらに踏み込んで解説していきますね。
商品の確認
・商品購入予定を店舗で預かっている場合(店舗で購入決定し、一時お預かりしている状態)
・取り寄せ商品をお預かりしている場合
に、レジにてお客様と商品を確認致します。
問題無ければ、商品タグをスキャンしましょう。
なお、高級ブランド(ラグジュアリーブランド)の場合は、お客様が椅子やソファーに座っている状態が多いです。
販売員がお客様に商品をお持ちするようにし、双方で確認するようにして下さい。
レジ対応時、お客様と顔を合わせる際は上の画像のように膝を立てて座るように。
・立って対応する
のは相応しくありません。
ただし、女性販売員がスカートを履いている場合は別です(両足しゃがんで座って下さい)。
また、お客様の前に現れる際は都度
という一言を伝えるようにしましょう。
バーコードスキャン
商品をスキャンし、タグを外していきます(会社によってはタグを外さない場合アリ)。
購入点数が多い場合は
と、声に出して確認するようにしましょう。
セール品やまとめ買い割引(2点以上で10%OFFなど)の場合は、きちんと割引を行うようにして下さい。
プロパー(定価)とセール商品が混じっている時は、間違えないようにきちんと確認するように。
購入点数が多い場合は、予めプロパー商品とセール商品を分けてからスキャンするのも一つの手です。
合計金額を提示
点数と金額が間違っていない場合、
と、合計金額を提示して下さい。
提示したら、お客様が支払い方法を選択致しますので。
カルトン(つり銭皿)がレジカウンターに出ていない場合は、ちゃんと出すようにして下さい。
お客様が椅子かソファーに座っている場合は、
・カルトン
・商品タグ
を持って行って、お客様に合計金額を電卓にて提示して下さい。
提示したら、先程同様にお客様が支払い方法を提示致します。
なお、ここで
という変化形の表現は不適切です(割引などが発生し、値段が変わった場合は適切ですが)。
言葉遣いにおいても十分気を付けるようにして下さい。
詳しくはコチラ↓
支払い方法を選択
基本的な支払い方法は
・クレジット
のケースが非常に多いので、こちらで行います。
現金の場合
例として、お客様が2万円お支払いした場合で、お釣りがでる場合は、
少々お待ち下さいませ
と発言して下さい。
2万円お預かりした場合でお釣りが出ない場合は、
少々お待ち下さいませ
と、発言して下さい。
ここでの注意点は、
・金銭をお客様の目の前で一緒に確認して下さい
・忙しくても復唱・確認をするように
特に金銭の確認ですが、面倒でもちゃんと確認するようにしましょう。
最近は自動化が進んでいるので現金を入れたらそのままでOKの場合が多いですが、たまに機械が詰まる・エラーが起きて正確な数字が出ない場合があります。
その際に、
と忘れてしまわないように、前もって確認するようにして下さい。
これだけでも機械エラーによるレジミスを回避できます。
お客様が椅子・ソファーに座っている状態の場合は、カルトンに置いた現金をお預かりして、レジで会計を行います。
声に出して確認しなくて良いので、間違っていないかを目視や指刺しで確認しましょう。
むしろ声に出して行ったらおかしな人扱いされます。
現金を受け取った際や現金をお返しする際は、カルトンから落とさないようにして下さい。
なお、ブランド問わずカルトンで現金をお返しする場合は、
・レシート
・硬貨
の順に置くようにしましょう。
クレジットの場合
クレジット支払いの場合は、支払い方法を聞きましょう。
大概は1回払いが多いですが、
・ボーナス払い
・リボ払い
の場合があるので、
とちゃんと確認するようにして下さい。
現金支払い同様に
・忙しくても復唱・確認をするように
を忘れずに。
レジ操作時に支払い方法を間違えないようにして下さい。
また、クレジットカードの種類によってはスキャン位置が異なる場合があるので、よく確認するように。
サインが必要な場合はサインを忘れずに頂くようにしましょう。
クレジットカードお返しの場合は、カルトンに乗せて
・クレジットカード
の順にお渡しして下さい。
なお、お客様が椅子やソファーに座っている場合は
・サインバインダー
・カルトンにレシートとクレジット
を持っていきます。
お客様がサインを記入し終わったら、カルトンに乗せてある
・クレジットカード
を提示(お返し)して下さい。
完了したら、包装の為に再度レジに戻ります(サインバインダーとカルトンを忘れずに)
包装
紙袋に商品を包んで、お客様にお渡しします。
洋服の場合はちゃんと商品を畳んで下さい。
ラッピングが必要な場合はお客様をお待たせするので、
と、一声かけるようにしましょう。
お客様が椅子やソファーに座っている場合は、商品を包装した状態の紙袋をお客様の前まで持っていきます。
商品のお渡し
商品をお渡しする際は
・商品は両手でお渡しするように(片手は失礼に当たります)
・お渡しの際の紙袋(手提げ袋)は上と底の両方に手を添えるように
して下さい。
なお、
・レジが忙しい
・椅子やソファーに座っていない客様の対応
以外は、お見送りを行うようにしましょう。
上記に当てはまっている場合は、こちらでレジの基本的な流れは終了です。
お見送り
お見送りの際は
・紙袋を下に持ち、お客様が持ちやすい位置に渡します
・「ありがとうございます」と最敬礼(45度)を行い、お客様を見送ります
・お客様が見えなくなるまでその場で待機します
・見えなくなったら再度お辞儀をし、売り場に戻る
を行って下さい。
これができたら、レジの一連の流れは終了になります。
ゆっくりでいいので、レジミスをしないことを心掛けること
レジ操作で一番注意して頂きたいことが、レジミスです。
レジミスは様々ありますが、
・クレジット支払いのミス(支払い方法を間違えた)
・点数ミス(3点なのに4点で合計を出してしまった)
・スキャンミス(合計点数は合っているが、金額が間違っているor点数や金額は合っているが、商品スキャンを間違えてしまい在庫管理に影響が出る)
・割引ミス(割引率を間違えたor割引していない)
・包装ミス(購入商品とは違った商品をお渡ししてしまった)
といったものがあります。
特に忙しい店舗は、混雑しているとついつい焦ってミスをしてしまいがち。
そのミスを無くす為にも、
を行って下さい。
特にレジ操作に慣れていない初心者であれば、ゆっくり作業して良いので。
スピードは後から付いてくるので、ゆっくりでも問題ありません。
慣れていない販売員相手に
と言う上司がいた場合は、スルーして結構です(初心者相手に無理難題言い過ぎです)。
何はともあれ、ミスをしないようにすることを心掛けましょう。
もしレジミスが多いのであれば、こちらも閲覧してみて下さい。
レジ作業を行っている場合も笑顔を忘れずに
レジ作業を行っている時でも笑顔を忘れずに行って下さい。
レジ操作はアパレル接客販売の流れの中で最後に等しい業務。
最後の最後で感じ悪そうな態度を取っていると、
最後の最後で対応悪かったから何か嫌な気分になったわ
と、お客様のご機嫌を損ねてしまいます。
最後の最後でも笑顔を忘れずにしましょう。
笑顔のやり方や指導法・トレーニングについてはコチラ↓
まとめ
アパレル店員の接客販売での基本的なレジ対応の流れは
・バーコードスキャン
・合計金額を提示
・支払い方法を選択(現金・クレジット・交通系IC・商品券・金券など)
・包装
・商品のお渡し
・お見送り
となっています。
これが、お客様がレジカウンターにいるかそうでないかで対応が変わるので、その点においても確認するようにして下さい。
特にラグジュアリーブランドはお客様が椅子かソファーに座っている事が多いので、そういった際のレジ対応を心掛けるようにしましょう。
混雑時も集中力切らさず華麗に笑顔でさばくし!
次は気をつけろよ~!