アパレルで大卒はもったいないと思う必要はありません【理由について解説】
大卒なのにアパレルってどうなんだろ?
せっかく4年間大学行ったのに、高卒や短大卒でも働けるアパレル業界に行くのは何だかもったいない気がする。
就活中などで上記の考えがよぎることもあるでしょう。
お伝えしますが、大卒でアパレルへ行くことにもったいないと思う必要はありません。
ではなぜもったいないと思う必要があるのか?
具体的に解説しますね。
大卒でアパレルはもったいなくありません
もう一度繰り返しますが、大卒でアパレルはもったなくありません。
その理由として、
・初任給は高卒・短大・専門より高い
・総合職に働けるし、総合職であれば昇進スピードは販売職より早い
・難関アパレル企業や職種によっては学歴を求めるから
などが挙がります。
これら4つについて深堀りしていきます。
普通に大卒のアパレル社員はたくさんいる
見出し通りですが、普通に大卒のアパレル店員や社員はたくさんいます。
昭和~平成前半の頃は「アパレル店員なんて高卒や短大卒がやるものだ」なんて言われていましたが、時代が古すぎますね。
むしろ、大卒の方が多いかと。
かくいう筆者も新卒採用で採用された同期は、殆ど大卒でした(短大・専門は1割位しかいなかったような)。
販売職・総合職問わず、大卒が多かったです。
「アパレルで大卒はもったいない」以前に、「アパレルで大卒は当たり前」という認識を持って頂きたいでしょう。
初任給は高卒・短大・専門より高い
新卒で採用された場合、多くの企業は初任給を
・短大卒(専門卒2年)
・専門卒3年
・大卒
で分けることが多いです。
大卒で入る分だけその学歴分の、大卒枠の初任給が貰えるようになります。
例として、大卒が初任給20万だとしたら
短大卒:18万
専門卒:19万
位の差は出てきます(初任給の差は会社によって異なる)。
確かに昇給はあります。
…が、1年で1万も昇給があるアパレル企業なんて、まず存在しません。
会社や職種によりますが、あって2,000円~5,000円位じゃないでしょうか。
仮に
・昇給が年間で3,000円
・短大卒は初任給18万円(大卒は20万)
だったとしたら、大卒の初任給額に並ぶまでに7年はかかる計算になります。
むしろ昇給が無いところの方が多いので、それこそここで「大卒」という学歴が活きてくるようになるのです。
総合職に働けるし、総合職であれば昇進スピードは販売職より早い
会社にもよりますが、一般的に新卒採用時に
・専門職
・販売職
の3つの職種で分けます(会社によってはごっちゃにさせるところや、専門職が無いところもアリ)。
もし分かれている場合は、
・専門職は一部の専門大学・短大・専門学校卒業生のみ(デザイナーやパタンナー募集の為)
・販売職は高卒~大卒まで可
といった形になります。
専門職に関してはパタンナーやデザイナーの職種がメインなので、そういった専門の学校に行っている人でないと厳しいです。
…が、それ以外の総合職や販売職は、一般大学卒でも可能ですよ。
しかもこの総合職に関しては大卒オンリーな所が多く、高卒・短大・専門卒では不可となっています。
つまりは、上記3つの学歴では総合職での新卒入社は厳しいのです。
少し話がそれましたので話を戻します。
総合職は基本的に幹部候補生で、管理職の昇進のスピードは早いです。
販売職も昇進できますが、管理職に比べれば一般的には遅いですね。
昇進スピードが早い分だけ、
・管理職として部下を指導できる(現場で頑張る必要があまり無くなる)
といったメリットが発生します。
難関アパレル企業や職種によっては学歴を求めるから
入社難易度の高いアパレル企業や職種。
例えば、
・ワールド、オンワード樫山、三陽商会などの総合職
・その他、商社などのアパレルメーカー
などは、学歴を問うケースが発生します。
つまりは大卒前提で募集をかけるのです。
そういったアパレル企業となると「大卒ではもったいない」どころか、「大卒じゃないと入れない」といったカテゴリーに分類されるでしょう。
無理して学歴を活かすような仕事を選ぶ方が辛いです
例えば
といった考え方は悪くはありません。
…が、
・興味が無いのに安定している企業
などを選ぶ方が辛いです。
理由として、
・安定している企業は傍目でしか分からない(入ってみたら実は安定していなくてヤバイ場合もある)
から。
個人的には好きな仕事を選んで働く方が、
↓
その分だけ仕事が長続きする
↓
その分だけ年収が高くなる
ようになります。
高校生の頃、どういった理由で大学へ進学したのかは各々で異なりますよね。
それこそ
・学生生活を楽しみたい
・専門分野を学びたい
・みんな大学へ行くから
・偏差値の都合上
・その大学の授業を学びたい
・就職で有利だから
などなど、様々です。
当初は理由をもって大学へ進学をしたかもしれませんが、この4年間ある学生生活を歩んでいけば、
といった考えが浮かぶでしょう。
筆者も大卒ですが、新卒でアパレル業界に入社した身です。
途中で
と思う事もあるでしょう。
自身の好みの業種・職種に就けたとしても、数年後に
と思う事もあるでしょう。
筆者としては、その気持ち・考えを素直に行動に移した方が良いと判断しています。
「好きな仕事をする」のと「我慢して仕事する」のとでは、「頑張って仕事を行う度合い」が異なってきますよ。
繰り返しになりますが、より好きな仕事ができれば、
↓
その分だけ仕事が長続きする
↓
その分だけ年収が高くなる
ので、仮に安月給であっても自身の好きな仕事をした方が、結果として
・長期的に年収アップに繋がる
のです。
アパレルは販売職だけではありません
「アパレルで大卒はもったいない」と思っている人は、恐らくアパレルは販売職だけかと思っているのでしょうか。
アパレルは販売職だけではありませんよ。
それこそ、
・バイヤー
・プレス
・MD
などの職種がありますし、それ以外にも
・工場、流通などの部門
・ITやSEなどの部門
も存在します。
最初は販売員からスタートしても、いずれ上記の職種に就くことだって可能です。
もちろん転職などで、アパレルの事務や工場勤務などもできます。
中には一部職種は新卒から入れるところも存在しますよ。
だけではないことを理解して下さいね。
まとめ
改めて大卒でアパレルへ入るのがもったいなくない理由として、
・初任給は高卒・短大・専門より高い
・総合職に働けるし、総合職であれば昇進スピードは販売職より早い
・難関アパレル企業や職種によっては学歴を求めるから
です。
また、
・アパレルは販売職だけじゃない
という所も理解して欲しいところでもあります。
自身が働きたいと思ったら、大卒であろうがアパレルに働くのが一番です。
もちろんアパレルに限らず、自分自身が「ここで働きたい」と思ったら、学歴は気にせず飛び込んでみて下さいね。
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それだけの学歴があれば他の企業に行けたじゃないですか!!えっ意味わからない!!