アパレル店員から事務職に転職する前に伝えたい事【楽そうに見えるだけです】
アパレル店員・販売員として勤めていると、多くの方がよぎる事務職への転職。
土日祝日休み、出社退社時間も決まっている、長期休暇もある…。
アパレル店員にいたらそんな事はまずあり得ない話ですからね。
筆者もよぎりましたし、実際に事務職で働いた経験もあります。
先に伝えておきますが、事務職は楽ではありません。
楽そうに見えるだけです。
もっと言ってしまうと、楽な仕事は存在しません。
アパレル店員から事務職に転職する前に、なぜ楽ではないのかについて具体的に解説しますね。
事務職は楽ではありません(大変です)
タイトル通りですが、事務職は決して楽な仕事ではありません。
もう一度申し上げますが、「楽そう」に見えるだけで、実際は楽ではありませんよ。
もちろん人によっては
と言う人もいるので一概には言えませんが、「楽と思って入らないで欲しい」ということです。
その理由として、
・結果が出にくく、やりがいを感じにくい
・デスクワークによる悩み(肩こり・眼精疲労・足のむくみなど)
・PCができないといけない
・普通に残業や休日出勤もあ
・シフト制もある
・仕事量が多い
などが挙がります。
これら7つの項目について深堀りしていきますね。
人間関係の固定化
大概の事務職は各営業所や本社での勤務が一般的です。
その為、人間関係が固定化され、その人たちとずーっと一緒に働くことになります。
良い人たちであればありがたいことですが、不幸にも最悪な人たちばかりに出会ってしまっても、一緒に働かなきゃいけません。
アパレルの場合は、人間関係がヤバいとなったら
・通勤可能範囲に異動
することができますが、事務職の場合はそうはいきません。
せーぜーハラスメント事業部(人事部など)に連絡をして、改善をする程度になります。
中には注意されて改善されればいいが改善されない場合もあり、嫌が応でも一緒の空気を吸う必要があるのです。
結果が出にくく、やりがいを感じにくい
アパレル店員の場合は、売れれば売れた分だけ数字が表面化し
・ボーナス
・出世
などに反映されます。
ですが、事務の場合は業績に直結せず、変わり映えのない業務をただひたすらこなすのみです。
・数字を追うのに疲れた
というのであれば転職するのもアリです。
…が、変化の無い業務をこなすのは
と最初は思うかもしれませんが、徐々に
と思うようになって、思いのほか大変ですよ。
デスクワークによる悩み
販売員のような立ち仕事も辛いと思いますが、事務職のようなデスクワークも辛いものがあります。
具体的には
・腰痛
・眼精疲労
・足のむくみ
など。
筆者はデスクワークをやり過ぎて、首はおろか側面までコリができてしまいました。
もちろん足はむくむし、目は痛いし、肩は凝るし、腰は痛いしで…まぁ大変!
特に足のむくみは、立っているよりも座っている方がむくむので、結構辛いですよ。
アパレル店員よりも上記4つの項目においてダメージが負いやすいでしょう。
PCができないといけない
当たり前ですが、事務職はパソコン作業が必須です。
仰る通り。
では、
・ワードで書類作成が簡単にできるか?写真・表・目次などが簡単に挿入できるか?
・タイピングスピードは早いか?
これら項目はどの程度備わっているでしょうか?
上記3つの項目が備わっていれば採用確率は高いですが、そうでない場合は難しいかと。
普通に残業や休日出勤もある
普通に残業ありますし、休日出勤もあります
残業が無い、常に土日祝日休みと思わない方が良いです。
もちろん会社によっては残業が殆ど無いところもあります…が、それはアパレル店員も同じかと。
・残業が大量にあるアパレル店員もあれば、残業が少ないアパレル店員もある
これはどの業界も当たり前です。
もちろん祝日の量だって企業によって異なりますし、事務職とは言え土曜日は暗黙の了解で出社義務があるところだってあります。
また、事務職にもアパレル店員同様に繁忙期が存在し、その時期は忙しいですし残業発生率も非常に高くなります。
一般的には
・月末や初月
・月曜日
など。
正社員や契約社員などであれば、普通に残業させられて長時間拘束されることもありますよ。
シフト制もある
会社によってはシフト制もあります。
それこそ早番・中番・遅番などのシフトで組まれているところも普通にあります。
また、一般的には土日祝日休みですが、
・たまに土曜か日曜のどこか出勤しなければいけない(完全土日祝日休みではない)
ところも存在します。
シフト制が無いところもありますが、全部が全部ではありません。
規則正しい働き方ができる…と、簡単に思わないで下さいね。
仕事量が多い
いやいや、仕事量は多いですよ。
勤務先によって異なりますが、基本的には
・書類などのファイリング
・電話対応
・来客対応
・郵便物の仕分け
など。
これだけならまだ楽ですが、会社によっては事務以外の仕事を任されることもあります。
具体的には
・クレーム処理
・社員のスケジュール管理
・給与計算
・労災手続き
・備品発注
などなど。
事務職でも
・営業事務
・経理事務
・人事事務、労務事務
・総務事務
・法務事務
・貿易事務
などと細かく分かれていれば別ですが、細かく分かれていない場合は一切合切行う場合もありますよ。
そもそもどんな仕事も楽な仕事はありません
脅している訳ではありませんし、全部が全部これだけ大変とは言いません。
ただ、実際に
と思って入ってみても、楽じゃなかったら悲しいものがあるからです。
そもそもの話ですが、どんな仕事も楽な仕事はありません。
事務職にせよ何にせよ、楽な仕事というのは基本的には存在しません。
・役職や雇用形態、責任の度合い
によっては楽か苦かを感じるかもしれませんが、その辺りです。
どんな仕事も基本的には大変なのですよ。
それを踏まえたうえで、自身にとって
・適した雇用形態
で働くのがベストと言えるでしょう。
入ってみないと分かりません
身も蓋もない話ですが、どんな業種・職種・会社でも実際に働かなきゃ分からないです
と思うこともあるだろうし、
と思うことだってあります。
あくまで参考程度に聞いておくのがベストです。
やっぱり事務職に就きたいというのであれば
というのであれば、是非とも事務職へ転職して下さい。
実際に
・定時出社、定時退社
・長期休暇
・デスクワーク
・数字に追われない仕事
・接客しなくていい
といったのは魅力的ですもんね。
なれます。
実際にアパレル店員から事務職に転職した人は何人もいました。
…が、全くの未経験だとちょっと厳しいので、
・派遣社員などの非正規から働く(経験を積む)
のがベストです。
事務職は非常に人気の職業なので、
・事務経験が浅い
と、正直採用されにくいです。
…というか、数ある職種の中でも求人倍率が一番低いので、それだけ難関ではあります。
派遣会社であれば、以下の会社に登録するのがベストです。
ジョブリンク:多彩な求人が揃っている派遣サイト。幅広い求人から好みの仕事で働くなら間違いなし!全国各地の求人にも高い応募率を保持。
リクナビ派遣:転職サイト大手のリクナビグループの派遣サイト。多彩な仕事と派遣企業が揃っているので、自身に合う事務職が見つかります。
もちろん正社員から飛び込むのもアリです。
正社員からスタートするなら、以下の求人サイトを登録しておきましょう。
リクナビNEXT:大手転職サイト故に求人数も超豊富。まずはこちらを登録しましょう。
クリーデンス:アパレル求人に特化した経験者向けの求人サイト。憧れのブランドで働く、ハイクラスな役職に就く、給与アップを狙うなら。
まとめ
改めて事務職は楽じゃない理由として
・結果が出にくく、やりがいを感じにくい
・デスクワークによる悩み
・PCができないといけない
・普通に残業や休日出勤もある
・シフト制もある
・仕事量が多い
が挙がります。
最も一番に伝えたいことは、楽な仕事は存在しないと思って頂きたいということです。
こういった事もあり得るうえで事務職への転職を検討して下さいね。